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2015年。
明けましておめでとうございます。
旧年は、ブログがあまり書けませんでしたが、今年はもっとこちらの方にも力を入れて行きたいと思います。

さて、久しぶりのブログ。
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今回はまた大晦日から2泊3日の年越し登山に行ってきた。久しぶりの登山。ふと気付けば半年も山に登っていなかった。バルパキートの営業や、それ以外の仕事。殆ど休み無く働いていたからだ。しかし、少しずつだが、バルパキートの出店場所も随分と増え、今年春までには何とか、その営業だけで生活していける見通しがついた。思ったよりも大変なこともあったが、それ故にやりがいもあった。営業マンのように資料を作り、営業にも回った結果だ。それ以外には、全然違う仕事をした。鳶や植木屋、ガラス屋などだ。なかでも植木屋は、楽しい仕事だった。生き物を扱う仕事だからだ。これは、自分の生活の中に変化をもたらしてくれた。
そんなこんなでブログも、また登山からも随分離れていたのだ。今回、また再び山に登り思った。時間を作って山からは離れないようにしよう。私にとって、とても重要な存在なのだ。
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今回はまた相棒であるM氏と二人の登山。私は基本的に単独登山を好むが、彼とは時折登りたいと思う。良い意味で、二人で登っている気がしないのだ。一人と一人が登っている。言葉にするには難儀だが、一人ではないが、窮屈ではない。言葉は少なくとも伝わってはいる。大切なものは共有できている。そんな微妙な距離感の中で、共に山に入れるのだ。
そして今回は初めてカメラを持って山に入った。iPhoneではなく自分のカメラを持っていくのは何気に初めての事。デジカメがー15℃の世界に耐えられるのかが気がかりだったが、きちんと働いてくれた。
冒頭の写真は、朝、夜明け前の雲取山、避難小屋前からの一枚。私のデジカメはそんなに高価なものでもなく、そして大した腕もないのにフルマニュアルにしている為、ピントも甘いがその辺りはご勘弁いただきたい。
私が一人初めて山に登った時に見た景色。それと同じ景色がまた見れた。そしてまた、あの時と違う私がそこにいた。もう涙は出なかった。それは感動に慣れたのではない。きっと良い事なのだ。ただただ綺麗だと、寒さを忘れて見入っていた。
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月が沈む頃、東京の夜景がゆらゆらと揺れる。小屋の前のベンチにカメラを置いてセルフタイマーで写真を撮った。
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一日目は快晴で、奥多摩駅から歩き、鷹巣山に登る。避難小屋に一泊し、早朝に初日の出を拝みに山頂へ。素晴らしい初日の出に恵まれた。初めて手にしたピッケルを雪に刺し、何度も写真を撮った。
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その後、雲取山を目指すが、天気は一気に様変わりし、パラパラと雪が降ってきたかと思えば、それはすぐに吹雪になった。すぐ前を歩いた人の足跡が、みるみると姿を消した。何度も登った山で、相棒もいる。不安には思わなかったが、これが、知らぬ山で一人だったらと、想像すると、山の怖さを感じずにはいられなかった。そして同時にゾクゾクもした。
今回は久しぶりの山であるし、正月なので食料や酒を、重さも無視して詰め込んだせいか、一日目で股関節を痛め、右足を引きずって歩いた。吹雪の先にうっすらと避難小屋が見えた時、興奮して声を上げた。
雲取山の避難小屋でたっぷり休息を取ると、嘘のように股関節の痛みは消えたが、やはり山には登り続けていないと駄目なのだと痛感した。
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何かを人と競っているのではない。ただただ過酷な場所に身を置きたいのではない。私はきちんと生きたい。きちんと自分の足で、自分だけの山を、自分らしく、きちんと自分と話し合いながら。そして単純な事に気付きたい。時間はかかっても、足を前に出していれば、必ず前に進むという事をだ。
身体は乗り物だ。私はそれに乗っている何かだ。だから乗り物は大切にする。だが、乗り物を動かしているのは私だ。私が何かに負けない限り、乗り物は必ず前に進む。私という何かと、私という身体の信頼関係がそこにある。そしてそれらがお互いに高め合うことを望んでいるのだ。
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山から下りる前夜。昼間の雪は嘘のように、満天の星が広がった。この星空を見せたくて、何度も写真を撮った。山に身を置かないと見れない景色。今回も沢山見る事が出来た。
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久しぶりの山。
久しぶりにどっぷり筋肉痛に苛まれるかと思ったが、意外にも平気なようだ。一体、あの股関節の痛みは何だったのだろうか。
今回も色んな人がいた。吹雪で死ぬかと思ったと、興奮気味に話す若者や、顔を凍傷にやられた山男。どれが正しく、どちらが凄いわけでもない。ただ、どちらも笑顔が素敵だった。

山の事ばかり書いたが、私は街も大好きだ。だからたまには離れて見たい。山にも街にも、私はいたい。単純な快楽主義者なのかもしれない。
先日、子供たちが私の家にお泊まりに来た。
すると可愛い忘れ物が。小さな靴下が片方だけ、ベッドの下にポツンとあった。
それを見て胸がキューンとする、奇妙な生き物なのである。
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ざっと書いたので駄文で申し訳ない。
今年も宜しくお願いします。

今村誠人