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今日も東京駅で仕事。もう、残り2日となった。
仕事を終える時、シフトの関係でもう会えない人が、もう最後なんですね、と声をかけてくれた。
東京駅近くの高級ホテル。そこは、とてつもなく忙しく、呑気に職場の者同士で話している時間もない。シフト制で24時間稼働しているので、スタッフ同士の交流もままならないのだ。そして、私は社員の中に混じり、派遣スタッフとして働いていた為、かなりクールに仕事をしてきた。皆は残業を強いられるが、私はきちんと定時に帰らせてもらうため、出来る限りの事をした。
ただ、その為、更に人との関係を大して持てなかったようにも思う。
だが、こうして、大して話した事もない違う彼が、軽くでも、そんな事を言ってくれたのが、私は心から嬉しかった。
そして、そうか、もう終わりなのだな、と少し感傷に浸ってみたくなったりもした。
仕事が終わり、高層ビルから外へ出ると、東京の街をぐるっと見渡した。
まさか、40歳の私が、ここ、東京駅に仕事でやってくるなど、想像もしなかった事だ。
そして、そろそろ旅が始まろうとしている。色んな意味での旅だ。もう、私を縛るものは、殆ど見当たらない。もう、それそのものが、ある意味、漂流のような旅なのかもしれない。

最近よく聴くプライマルスクリーム”Loaded”。映画のエンドロールに流れそうなこの曲を、耳に突っ込んだイヤホンからフルボリュームで流し込み、私はズシズシと歩く。
そして思うのだ。
さあ、行こう。お先真っ暗な旅だ。かつて甲本ヒロトが言ったように、お先真っ暗な人生をワクワクしながら歩いて行こう。
私は、それほど前向きな男ではない。だが、スーパーポジティブに生きてやるのだ。
私はくよくよする為に生まれてきたわけではない。
生きることは簡単ではない。そんな事を思うこともあるだろう。だが、苦しむ為に生まれて来たのではない。
この曲を聴くと、そんな事を思い、何だか拳を天高く突き上げたい。そんな衝動に駆られる。

みんな、思いのまま生きればいい。それぞれに。自分の人生は、自分のものでしかないのだ。
それを私は、私の愛する子供達にも教えたい。