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5. 灯り
・Petzl Tikka plus 2
・Forrest hill

暗闇の中で生活するに於いて、欠かせないものの一つ、灯りだ。
随分と簡素だが、私はこの2つしか持たない。
野外では、基本的に夜が来たら寝る。朝が来たら起きる。実にシンプルなのだ。
但し、どうしても夜、行動しないといけない状況もあるし、特に夕食の準備には必要なのだ。
そして、少し格好としては抵抗があるが、ヘッドライトが一番である。
両手が使えるという事は、素晴らしい事で、食事の際にも食べ物を見ながら食べられる。
この食べる時に、『見える』という事は、意外にも重要な事なのだ。
このPetzlは、2つ目に購入したヘッドライト。前に買ったヘッドライトはライトの部分が、非常に重く、バランスが悪かった。このPetzlは、バランスもよく、シンプルで壊れにくそうだ。

もう一つはキャンドルランタン。長旅では、予備の蝋燭をそんなに持ち運べないので、出番は少ないだろう。だが、ここ、という夜には使いたい。蝋燭は、ガスなどのランタンと違い、音もなく、シンプルで壊れようがない。確かに明るさは、ガスランタンのようにはい行かないが、雰囲気は、断然、蝋燭が勝る。
これは、私が持っている道具の中で、唯一、道楽に近いものだと思う。
本来、ヘッドライト一つ持っていれば、何とでもなるように思うからだ。

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6. 寝室
・Thermarest Z-lite
・Montbell U.L.スパイラルダウンハガー#3
・Izuka Goretexシュラフカバー

サーマレストは所謂ベッドだ。黄色のもの。
これは以前、エアーパッドのものを使用していたのだが、これに買い替えた。
エアーパッドは、空気を抜くと非常にコンパクトになって、便利なのだが、穴が開く、という事に注意を払わなければならない。私はこれが面倒臭いのだ。
その点、このサーマレストは、ガシガシ使える。焚き火の近くにこれを敷いて座る、なんて事も出来るわけだ。かさ張るが、重量は軽いし、濡れても平気なので、バックパックの外側に取り付けておいても、何ら問題はない。

モンベルのシュラフも非常に軽く、コンパクトで、色も大変気に入っている。
厳冬期の3000m級の山などでなければ、これで年間通せると思われる。
Goretexのシュラフカバーは、重要。シュラフのダウンは濡れると保温性が落ちてしまう。カバーは、Goretexでないと、中で結露し、結局、湿ってしまうのだ。
しかも、このシュラフカバーは3レイヤーで、それのみでも使えるもの。暑い日などは、これだけで寝れるのだ。
この2つを重ねれば、かなりの低温でも寝る事が出来るし、シュラフのみ、カバーのみ、と3通りの寝方が出来るわけだ。
因に、正月の雲取山では、2つ重ねて寝たが、すぐに目が覚めるほど寒かった。Nalgeneのボトルに湯を入れ、寝袋に放り込み、2〜3時間は眠れると言った所か。凍え死にはしない。

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7. 靴
・Danner Light
・Merrell Barefoot
・Chaco
・Blue dia
所持しているのは、この4足。
ダナーライトは、スペインに来る前に買ったもの。登山というものに特化するならば、この靴ではないように思うが、長旅には向いていると思われる。
足首をきちんと守ってくれるし、それでいて柔らかい。お気に入りである。
もちろん、山も登れるし、自転車も漕げる。そして、町で履いていても違和感がない事。これが、殊の外、重要だったのだ。
スペインに来たのは、料理修行に来たわけで、ちょっとしたレストランで食事、なんて事もある。ドレスコードのある店もある筈なので、比較的、きちんと見えなければならなかったのだ。その為だけに履く、小奇麗な靴を持つわけにもいかない。そこで、ダナーライトを選んだわけだ。
本当ならば、黒が欲しかったのだが、なにやら、ダナーが生産終了となったらしく、黒は、もう既に売り切れていた。すると、限定品のようだが、比較的小奇麗に見えるダナーが1足だけあり、何か縁を感じて購入。

メレルは、スペインで購入したもの。ランニングが日課であった為、さすがにブーツで走るわけにもいかず、購入した。とにかく軽さが気に入っている。ビーチサンダルくらいだろうか。洗濯機で丸洗い出来るのも良い。

チャコのサンダルは、靴下を履いたままでも履けるので便利だ。それでいて、ソールは前者の2つと同じようにビブラムなので、グリップも期待出来る。寒い夜、テントを張った後、ブーツを脱いだり履いたりするのも面倒だし、かといって靴下は脱ぎたくない。そんな時にも役に立つ。少々重いが、そこは我慢しよう。

重さが気になり、買い足したのがブルーダイア。葉山のビーチサンダルである。松任谷由実も愛用していると言うこのビーチサンダル。丈夫で、軽い。鼻緒の部分が、擦れて怪我をしないように、内側が面取りされている。そんなニクい奴だ。
キャンプくらいなら、チャコよりもブルーダイアの方が使い勝手は良いだろうと思う。
ただ、長旅に2足もサンダルを持ち歩くのも如何なものか、と思案中。レストランの仲間にブルーダイアをあげてしまうかもしれない。

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8. 家電
・MacBook Air 11インチ
・S-Kross
・Suunto

もう、これ一台あれば良い。本来ならばなくても良いが、長旅ならば重宝する。こうやって、記入するノートも要らなくなる。ノートパソコンとは、よく言ったものだ。
時には地図になり、時には電話になり、そして映像、音楽などの娯楽も楽しめる。
最近では、本もこれで読めるようになり、案外、重くかさ張る本を所持しなくても良いのだ。
こんな便利なものがある今日、これを利用しない手はない。
しかしながら、これを使うには電気が必要である。途中、ユースホステルなどを利用し、充電するなどの作業は避けられない。便利、というものには必ず面倒な作業もあるものだ。
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世界各地で充電する為には、コンセントのアダプターが必要だ。
このS-Krossというスイスのアダプターは優れもの。手のひらサイズで、全世界のコンセントに対応するのだ。これを買った時に、また自由を感じた。単なるアダプターを見ながら、美味い煙草を2本程吸った。
そして、スント。これを家電に分類して良いものかは分からないが、書いておく。
多機能な時計である。標高、気圧、温度、方位が分かる時計。
しかし、これらは、ちょっとした目安、位に思っていた方が良い。
方位も、やはりきちんとしたコンパスにはかなわないし、温度に至っては自分の体温も感知してしまうため正確ではない。
ただ、丈夫な時計であることは間違いない。
電気機器は、氷点下の状況下では、大抵誤作動を起こすのだ。冬山でiPhoneは、面白い程、誤作動した。
充電したばかりのバッテリーが、急に3%になったりと、困ったものだった。この時計は、−20度までは保証しますよ、というもの。
そして、今や携帯が時計代わり、なんて言う人も多いが、腕を見ただけで時間が分かるという事は、かくも便利なのである。

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9. 商売道具
YAMAHA ギタレレ

旅の途中、小遣い稼ぎをするものである。
長旅には、資金も重要なわけで、いざという時は、現地で金を稼がなければならない事もあるだろう。
私はいくらかギターが弾け、歌が歌えるので、少しは稼げると思われる。芸は身を助ける、とはこの事だ。
今住んでいる町には、自転車で旅をしているバックパッカーもよく見かける。
この間、見たのは小柄な女の子。
何を荷台に積んでいるのか気になって、店先に置かれた自転車を見ると、大きなザックとザックの間に、大道芸などに使われるボーリングのピンのようなものが、2つ挟まれていた。
彼女は、それを見せて資金を稼いでいるのだろう。逞しい子だ。


旅の道具たち3へ続く