なんとなく、昔の写真を見返していた。
そして、なんとなく思い出深い、その時の自分が見えるような写真をピックアップしてみた。
2011年8月7日から始まる、私のマックの中の写真達。
いろんな事が落ち着いてきた今日この頃。振り返ってみると感慨深い。
2年と少しの回想録。自分の為にも残しておきたくなった次第。
ちょっとだけお付き合いしていただきたい。
尚、写真が多いため、ページを分割します。


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2011年8月7日。
葉山一式海岸にて。自身の店の企画で海水浴へ。
当時、体重80kg。店を始めた頃53kgだった体重だが、少しずつ増えて行った。
店で知り合った仲間達は、こっちの方がなじみがあるのではないだろうか。

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2011年9月4日。
引越。店であった友人、のぞの空き部屋に転がり込む。
そして、車も売り、今までの大きなキャンプ道具が使えなくなった為、小さな道具に凝り始める。
家の中でもキャンプ道具で調理する日々。

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2011年9月10日。
いろんな事が起こったこの年。いきなりの一人旅。何も言わずに店を数日休んで、青森へ。この時から、バックパックで歩く事を覚えた。
海岸沿いをひたすら歩いた。もう、このまま帰らない、と思っていた旅だった。でも、帰ってきたのだ。新しい決意の元に。この時は、私は少し病にかかっていたと思う。心の病だ。
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陸奥横浜で一人キャンプしていると、バイクでやってきて、隣にテントを張り、一夜を共にした高津さん。なんだか印象深い人との出会いだった。これは、後に彼から送られてきた写真だ。

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2011年9月29日。
再び東京世田谷、のぞ宅にて。歩いたのが良かったのか、決意が固まったのか、生活をガラリと変える。
この時、友人達に、半年で20kg痩せてやると断言。友人達は笑っていた。

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2011年11月6日。奥多摩氷川。
一人キャンプにもハマる。当時、ちょこちょこ一人でキャンプする。多摩川のほとりで焚き火など、とにかく外に出た。

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2011年11月10日。
毎日、朝まで働き、昼には起き、きっちり走り、歩き、筋トレ。
めきめきと体重が減る。すでに10kgほど落ちている。

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2011年11月11日。
つまりちょうど2年前である。
初めて買ったGORE-TEX。だんだん格好まで変わり始める。因に以前は花柄のシャツにハット、が定番だった。夏はダボシャツに雪駄であった。

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少々やり過ぎて、膝を故障したりもした。後に、肩の健が切れたりもする。やりはじめると、やり過ぎるのは昔からだった。

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2011年11月18日。
これは、自分の中で、もの凄く大きな事。映画『SOUL KITCHEN』に出会う。
身体が震えた。忘れていた何かを走馬灯のように思い出す。
情熱。蘇ってきた日だった。

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2011年12月18日。
仲間達と、店の改装。そう。SOUL KITCHENのせいだ。
やる気は、溢れんばかり。仕事、スポーツ、もう何でもだ。

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2012年1月1日。新島にて。
最高の初日の出を見たい。それだけの為に真冬、仲間と新島にセスナでキャンプに行く。
4日間のキャンプ。強風で仲間のテントが壊れるほどの日もあったが、毎日腹から笑って過ごした。
初日の出は、島の人達が大勢見ている中、私一人、浜辺を全裸で走り回った。
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好きな写真だ。新島キャンプのポンコツメンバーである。


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突然だが、これは私の18のとき。
昔の写真は殆ど手元にないのだが、昔のとある人が持ってきてくれた数少ない写真の一枚。
これ以前は眉毛もなかった。
施設あがりで、この時も少し太っている。が、半年で元の体重へ。自慢げに愛車に乗っているが、当時、免許はない。無茶をし過ぎて、20歳過ぎまで免許を取る資格が与えられなかったのだ。

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2012年1月13日。
ボルダリングを始める。山に興味を持ち始めたのも、この頃。

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2012年2月21日。
中古の登山靴が冬山も行けるものだと知って、初登山。
東京の最高峰、雲取山。
厳冬期、単独登山。地図はなし。
途中、足を痛め、ぎりぎり日暮れ前に登頂。あまりに綺麗な頂きに、一人、声を出して泣いた。
あきらかに、この時、もう一度、私は生まれたと実感している。

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2012年3月28日。
丹沢、塔の岳。もう心は山一色。単独登山に魅入られる。
そして、ここの尊仏山荘が、いたく気に入った。
そして、この時断言してからちょうど半年。
断言通り、20kgの減量を達成。

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そしてボルダリング。めきめきと成長。

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2012年4月8日。
筑波山。M氏と二人。初の二人での登山。
皆は花見をしていたが、私たちは登山。最高だった。
もう、今の私の体型だ。
今は、特別な減量などはしていない。普通にやりたいようにやる。とは、いっても減量中も大して無理をしたつもりもない。やりたいようにやる。これが一番だ。

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そして4月末の7周年までにと、SOUL KITCHENをイメージした看板を自分で作る。
カッティングシートが上手いのは、昔取った杵柄。

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2012年4月22日。
minimal、7周年。








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2012年5月13日。下北沢Club Queにて。(写真はPeach4F)
7周年記念で、ソウルバンド、THE MOMENTSもライブ。大盛況で幕を閉じる。
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盟友、チャカと。もうすぐ彼女も母となる。

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息子の小学校校門にて。
何かから解放されたのか。自由になる。

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2012年5月27日。
盟友、江刺家と。
のぞ宅から引越。江刺家の働く造園屋の軽トラで。
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引越パーティー。この後も大勢やってきて大騒ぎ。鍋から焼き肉まで。

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2012年7月16日。
日本一の山、富士。
体力が付いてきたのか、あっさり登頂。下山時に砂走りと言う技術を知る。

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2012年8月1日。
葉山一式海岸。
バスを借り切って、1年前と同じ海に。はしゃぎ、そして浸った海水浴だ。

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2012年8月14日。
北アルプス、涸沢にて。
M氏と二人、奥穂高岳に挑む。登頂後の記念写真。強風と豪雨とガスの中、吹き出るアドレナリンを感じた登山。この時からだろうか、M氏とは、何か固いものを感じる。

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店の方も奮闘。毎日、すごい仕込み。すでにバーではない。

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とうとう自転車にもハマる。バイクより楽しい。

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2013年1月2日。
雲取山から笠取山など、冬山を3泊4日で縦走。またもM氏と2人。
M氏が後ろから撮った私の姿。
凍えそうになりながら、乗り切った夜を、私は絶対に忘れないだろう。

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店では、前から焼き始めていたフランスパンが立派に成長。こればかりは、一から独学。我ながら大したものだ。
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メニューもだいぶ増えた。ラーメンの事がもう遠い昔のよう。
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手作りのパスタを乾燥させている。そしてパン。
今にして思えば、一人で立つバーとして、ここまでやる店は他にないと思う。
そして3月。
転機は急に訪れる。
店を好きな人に渡せるのならば、私は一人、どこか異国へ行って、もう一度、料理を勉強したいと思い始めてすぐ、最良の人が目の前にいる事に気づく。
そして、それはその後の『まる』となり、私は旅先をスペインに決めた。

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2013年4月25日。
8周年を最後のパーティーにするため、急ピッチで動く。
最後のパーティーに、手作業で自ら刷ったTシャツを作る。
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引っ越して1年も経たない部屋であったが、荷物をすべて譲ったり捨てたり、残った荷物はこれだけ。
実家もない私にとって、この引越は、大変印象的だった。
全部、『処分』なのだ。とても解放的な気分だった。
同時に、その少ない荷物を見て、私はこれだけで生きて行くんだな、とまたアドレナリンが溢れ出ているのも感じていた。

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2013年4月28日。
minimal。8年の幕を閉じる。
楽しい日々だった。いっぱい友達が出来た。いろんな物語を見た。
映画のような人生、じゃない。映画が人生の模倣なのだ。

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2013年4月30日。
旅立ちの日。60Lのバックパックと今着ている服と靴。それだけで生きる旅だ。旅行とは違う。
この扉を閉めるときの気持ち。
どんなだっただろう、と振り返ってみる。
全部の気持ちが溢れたから、結局何も分からない。


ものすごいスピードで振り返ってみた。
写真を見ると、蘇って来る思いがある。だが、その時の私の心情が分からないと、単なる写真でしかないかも知れない。
ただ、こうして写真だけでも残しておきたかった。
その後、ブログにも書いているように、今の毎日がある。
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オンダリビアという、バスク地方にある静かな町のレストランで、また料理の修業の身。
落ち込む事もあるけれど、仲間達にも恵まれ、言葉もカタコトながらなんとかやっている。

一人、いろんなことを考えた。
今までも、考えに『考えた』時期はあったが、こんなに『考えられた』時間があっただろうか、とさえ思う。
いつもギリギリになって邪魔をする霧のようなモヤモヤが、今は現れない。

言葉では伝えられない。伝える努力をすれば伝わる類いのものじゃないのだ。
その、言葉では伝えられない、答えが、やっと見つかったようだ。
だから、振り返って見たくなったのかもしれない。
そんな時は振り返っても感傷的にはならないものだ。

2年と少し。長いのか、短いのか。
それは分からない。が、私の復活の軌跡である。

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そして、また、これから始まるのだ。


2013年11月11日 今村誠人