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facebookではもうお伝えしているが、無事、スペイン、サンセバスティアンに着いた。
60Lのバックパック一つで。

パリを経由して、ビルバオまで飛ぶ飛行機で、隣に座ったフランス人、ベルナルドと仲良くなった。
彼はフランスから、スペイン北部の巡礼路をゆく巡礼者だ。空港で、山が好きそうな格好だな、と彼を見て思っていたが、まさかの隣の席。何だか嬉しかった。

ビルバオに着くと、自分は違うバスに乗るというのに、私の乗るサンセバスティアン行きのバスを一緒に探してくれた。また逢おう、とアドレスを交換したあと、彼は自分のバスで去って行った。

サンセバスティアンに着くと、まずい事に築いた。一週間だけ予約しておいたユースホステルの住所と電話番号がない。携帯は解約しているし、WiFiがなければ地図も見れない。
とりあえず、ガイドブックに載っている観光案内所に電話してみようと思ったが、電話が見当たらない。

近くのポリスマンに電話はどこだ?と聞くと、どうやらこの先の公園にあるらしい。
言葉が全然分からない。でもなんとか、何の事を言っているのか想像は出来る。友人にもらったスペイン語の本で少しばかり勉強したおかげだ。

電話はあったが、電話の仕方も分からない。なんとか電話できたと思ったら、休みである。
それではインターネットカフェを探そうと歩いた。
5月1日は、メーデーの日らしく、赤い旗を持った人々がデモ行進している。

人にインターネットカフェを聞いてもなかなか分からない。しかし、一生懸命、どこかしらーと考えてはくれる。いい街のようだ。
なんとか、直感で入ったカフェで、WiFi使えない?と聞くと、いい感じの女性が使えるわよ!とにっこり笑う。女神かと思った。
携帯は解約したが、iPhoneはあり、WiFiさえ繋がれば、Facebook、LINE、地図、ネットなどは使える。
すごい時代だ。

近くの売店で、ウンマパ、ポルファボール。地図をください、と言って地図を買い、ネットで宿泊先を調べながら地図に書き込んだ。
やっと、宿泊先の近くにたどり着いたが、看板すらない。うーん、、、と見渡していたら、どうしたの?と男性に声をかけられた。Olga's Placeというと、この建物だよ、と教えてくれた。親切な人たちだ。

ユースホステルというものに初めて泊まったが、みなこんな感じなのだろうか。
マンションの一室が、ユースホステルになっているのだ。ドアをノックすると、歯を磨きながら、そして笑いながら、女性が出てきた。ユースの主、オルガである。

とても感じのいい女性。私はマコと名乗った。

そこは、いろんな国の若者たちで溢れている。とりあえずネット環境を整えようと、いろいろ作業をしていると、私のいる四人部屋に男たちが入って来た。
『日本人ですか?』と。
カリフォルニアから来たと言う四人組、日本が好きらしく、ほんの少しだけ日本語が話せるらしい。
ビールでも飲みに行かないか?というので、OK!と着いて行く事にした。
ビンス、ロス、リード、エイデン。
途中で、彼らの友達も合流して、バルをハシゴした。

翌日は、日本の友達に聞いた、日本人がいる寿司屋の場所を調べていると、エイデンがやってきて、何してるの?と聞く。事情を話すと、一緒に街を歩きながら探してくれた。
彼も少しだけ日本語が話せる。変な言葉ばかりだが。
俺の事を、アニキー!と呼ぶ。何歳なのかと聞いたら22歳だと言う。三十半ばくらいと思っていたのだが。
何だか、四人組の中で一人だけ背が低く、少し日系の顔をしているせいでもあるのか、彼のことが気に入った。

夜、またバルに一緒に行った。一緒に写真を撮った。
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ユースに帰ると、エイデンが、これからアムステルダムに行く事になったと言う。彼は、四人組ではなく、一人でここに来ていたようだ。山が好きらしく、バックパックも私と同じグレゴリーだ。
せっかく仲良くなったのに、もうお別れだ。すこし切なくなった。
バルに行く途中、彼は、マコは箸を日本から持って来た?と聞いた。私は、荷物になるから持ってこなかったよと言った。
別れ際、彼がなぜか折りたたみのSnowPeakの箸を持っていて、それを私に記念に、と暮れた。

そのあと、夜も更けた頃、ビンスにまた誘われ、バルに出かけた。
サンセバスティアンは、バルの街である。バルをハシゴするのは、この街の習慣。これがある意味、街を理解するのに一番の近道だ。
バルは12時頃にだいたい閉店。もうそろそろ帰って寝ようと思っていると、クラブに行こう言う。
そうか、こんな街にもそんなところがあるのかと、着いて行く事にした。

そして、きちんとノリに乗って踊ってやった。みんなも嬉しそうだった。テキーラをやろうと言う。少し笑ってしまった。どこの街も、やっている事は同じなのだろうか。
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2軒もクラブをハシゴした。2軒目のクラブでは大好きなソウルがかかっていた。大好きなレイチャールズの映像が流れていた。私はレイチャールズを見ると祖父を思い出す。

三日目の朝。また違う国の人々がユースにやってくる。
全然分からない言葉の溢れる中で、これを書いている。昨日一緒にクラブにいったエリックが、一緒に飯を食おう、と私を待っている。

それでは、また。
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