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髪を切った。
さすがはリック氏。
気持ち良くて寝てしまいそうだった。
淹れてくれたコーヒーも美味い。

スペイン前にもう一度行く予定だ。
スペインがどんな所だかまだ分からないが、坊主頭で極右に見られても困るので、髪は伸ばしておこう。

なんだかヨーロッパでは、靴をよく見られるらしいので、ブーツの修理と、友人に靴磨きをお願いした。

こんな準備も楽しい。

今日は祖師ヶ谷大蔵の団地にて、皆が寝静まった後、キッチンの換気扇を回しながら、冷蔵庫に一本だけあった缶ビールで、一人宴会中。

海苔の佃煮、イカの燻製がアテだ。

明日はいよいよ、パスポート申請。
もうすぐ。
約一ヶ月ほどしかいないのだな…と景色を眺めることも多くなってきた。
実感、というやつだ。

物事が一つ一つ、片付いて行く度、この時間が増えていく。

店に立っていると、器用だと思われる事も少なくない。
実際、高倉健的に、自分、不器用ですから…などと言いたくないので、自分の出来る限りの器用さは発揮出来るように努力はする。

しかしながら自分はやはり不器用だ。
こういう形でしか新しい世界に行けない。
確かに新しい事は、古い何かを捨てなくては生まれない。これは精神論ではなく、力学のような気がする。
しかし、捨てずとも新しい何かを手に出来る者も少なくないはずだ。

俺には出来ない事がある。
そして俺にしか出来ない事もあるはずだ。

探しに行こう。
そして、いろんな光と影に出会いに行こう。

俺はきっとノマドだ。ホームシックにもかかるまい。
人には懐くが、場所には懐かないらしい。

本当にまさかの展開。
俺自身が一番、そう感じている。
でも、意外にも思いつきで失敗した事はない。
考えて失敗した事の方が記憶にある。

思えば東京に出てきたのも根拠のない思いつきだ。

それでminimalは出来た。
八年か。
東京に出てきて十六年。思えば遠くに来たもんだし、思えば長く居たもんだ。

俺らしい。そう言われる。
多分俺らしいのだろう。
そう言われるときちんと見てくれている人がいるのだなぁ…と有難く思う。

きちんと恩は返そう。
いつになるかは分からないが。

そして40にして、初の大陸の地を踏もう。
男、40にして迷わず。

堂々と彷徨おう。